2018-12-22

主人の居ない部屋

















スーツケース6個という大量の荷物を抱えて義母の家に着き、玄関を開けるも人の気配がない。義母は亡くなったので当然のことなのだが、この違和感に家族皆がなんとも言えぬ寂しさに襲われた。介護用のベッッドなどはすでに片付けられて、それに伴い部屋のレイアウトは若干変更されたもののほぼ全てが義母が生活していたままであり、そういった意味での気配は色濃く残されている。にもかかわらず本人が居ないというのは不思議な感じがするというのが一番近い感想だろう。
お腹が空いたので何か食べようと戸棚を開けると、義母の好きだったものがまだ多く残っているし、冷凍庫には義母のために妻が作ったスープなどが冷凍されたままになっている。これから少しづつ変わっていくのだろうが、まだまだ時間がかかるだろう。急ぐ必要はないのでゆっくりといけばいいさ。自然にそうなっていくと思うしね。

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