2018-10-22

報道に携わる者として
















ケニアより一時帰国している報道写真家KT氏と久しぶりの再会を果たした。
野性味溢れる彼の様子は相変わらず健在で、どう見ても国内で納まるような人間ではないことが見て取れる。
報道業界はトランプの『フェイク・ニュース』、サウジの記者殺害問題に代表されるように、権力者に都合のいいもの、またはお金になるものだけが取り沙汰され、真実を伝えようとする者には非常に厳しい時代となっている。
新聞や雑誌の廃刊が相次ぎ、ただでさえ少ない作品発表の場が失われつつある中でも彼は何とかして前ヘ進もうと、悩み、苦しみ、もがいている。そんな彼の過剰なまでとも言えるストイックさが無ければこれまでもやって来られなかっただろう。
この逆境をどう乗り切ってゆくのか自分には見守ることしかできないが、今までもそうだったように彼独自の道を切り開いてゆくはずだ。

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