2018-07-08

未だ水引かず
















表の川の河川敷が水没してすでに5日目だ。
今までも何度となく堤防本体にまで水が迫ったことはあるが、大抵の場合次の日には水が引いたものだ。それが今回は一向に引く気配がない。それもそのはず長良川本流が大増水しているため、水の引き場がないのだ。
昨夜は大雨特別警報が発令され夜中に何度も避難勧告が出されたが、幸いなことに自分の住む地域は対象になることはなかった。ただ、岐阜城の麓辺りに住む知り合いによると、20数年ぶりに洪水を防ぐための閘門が閉じられ、一時はあと50cmほどにまで迫ったというからとんでもない状況だったことがうかがえる。
今は聞こえなくなったが、つい先ほどまで長良川本流沿いにある排水機場の稼働するギュイ〜ンギュギュ〜ンという不気味な音が響いていた。あの排水機場が稼働していたから表の川も増水はしているものの一定の水位を保ち続け、バックウォーター現象が発生するのを防いでいたのだろう。
今回の豪雨では岐阜県も相当量の降雨を記録したが、その降雨量に対しての災害規模が比較的軽微で済んだのは、遥か昔から木曽三川の氾濫に苦しめられて来た先人たちの知恵と苦労の賜物だろう。
ただ、油断はできないぞ。これ以上がないとは誰にも言えないのだから。むしろ今後は今回のようなことが頻繁に起きると考えるべきだ。

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