2017-01-11

名前というもの

















先日抽選で当たった国立中学に入学すべく、必要書類を夜な夜な書いているが、その中の一枚に宣誓書なるものがある。これは附属中学の教育理念や教育方針に賛同するか?といった内容で、生徒名と共に保護者2名の署名欄もある。
生徒名については責任感を持たせるため、生徒自身に書かせることになっていて、それについては僕も同意だ。
そこで長女に署名するよう言ったが、長女は悪筆のため何度か練習して書くよう、そして綺麗な字じゃなくてもいいから『自分の字』で書くようにと促した。急にそう言われても長女は戸惑っていたが、何度か練習して書いたものについて、なぜこの字は良くないのかと説明したものの、めんどくさそうにしたり、しゃしゃっとテキトーに書いたりとなかなか分かってもらえなかった。
『いま書いた字そのものがいまの自分なんだよ』
『だだくさにしか書けないのはいまの自分がそうだからなんだ』
という段になり、めそめそし始め、泣きながら自分の部屋に逃げ込んでしまった。
なんと甘ったれたヤツだ、とも思うが、ちょっと突然すぎたかもしれない。
ただ、自分の名前くらいは自分の字で書けなくてどうするよ。その思いは不変だ。
明日もう一度トライするつもり、ダメなら明後日もだ。分かるまでやらせる。
もう中学生になるんだから。

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