2016-07-10

採卵














6〜7月というこの蒸し暑い時期は同時にカメの産卵シーズンでもある。ほぼ毎朝のようにミドリガメが堤防上をうろついていたり、草の陰で穴を掘り産卵していたりする。見かけるのはほぼミドリガメばかりで、クサガメなどはほとんど見かけない。それだけこの辺りの生態系でもミドリガメが幅を利かせているのだろう。それはそれで大きな問題だ。
このように多くのカメが産卵に訪れる堤防周辺だが、最近はカメが産んだ卵を掘り返して食べている獣がいる。去年もそんな形跡がみられ『はて、ヌートリアもカメの卵を食べるのかしらん?』なんて思っていたが、妻のキツネ目撃以来、その犯人がほぼキツネであると断定できるようになった。今年なんてカメが卵を産んだところのほとんどが掘り返され、周辺に卵の殻が散乱している惨状で、これでは苦労して卵を産んだカメも浮かばれない。
と、少しは同情するものの、増えすぎたミドリガメを抑制するには自然の流れとしていいのではないかと思う。
そんな先日、まだ荒らされていないカメの産卵跡を見つけた。たぶんすぐにやられるだろうと思っていたが、2日ほど経っても荒らされていないので娘達に『カメの卵採取してみる?』と持ちかけると、『やる!やる!』と乗り気だ。そこで植木鉢に土を入れ、その上に上下を間違えないよう慎重に取り出した卵を並べてゆく。卵は全部で12個。数と大きさからしておそらくミドリガメの卵だろう。それでもひょっとしたらクサガメかも?との期待を込めて孵化まで待つことにする。
クサガメなら保護してある程度の大きさになるまで育ててから放流するし、ミドリガメならただちに放流するだろう(放流したらいかんのやけど・・)。
ま、無精卵かもしれんし、しばらく様子見だね。

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