2015-08-07

戦後70年














ようやく雨が降ってくれた。
今日も現場は38℃に迫る気温ですこぶる厳しかった・・その後発達してきた積乱雲に覆われ、土砂降りの雨となった。この雨で乾ききっていた大地もいくらかは潤いを取り戻しただろう。ありがたいことだ。

夜、NHKが戦後70年企画として制作した、太平洋戦争時の日米におけるプロパガンダに関する特集を見た。その中では『戦争の事実を伝えるため、遺体が映ります』とメッセージが出た後に戦闘で死んだ日米兵士や民間人の遺体が放映された。以前のNHKならこういうことは避けていただけに、今回のような取り組みは当然のこととはいえ評価できると思う。それら映像の中でサイパン島の断崖から身を投げる女性のシーンが放映されたが、これは今までも何度か見たことがあるものだった。しかし今回その女性が自ら身を投げる前に抱いていた赤ちゃんを崖から投げ落とし、それから投身していた事実を知った。しかも投身した女性の亡骸が波間を漂っている映像も見たことはあったが、投げ落とした赤ちゃんの亡骸が太陽の光を受けてキラキラと輝く海に漂っているシーンを初めて見て、心の底からえぐられるような、重い衝撃を受けた。
恐ろしいことだ・・
自分なりに戦後70年をよく考えてみたいと思う。

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