2014-09-21

山遊び














 今日もすばらしいお天気なのでハイキングに行くことに。行き先は僕が子供の頃から通い慣れた円興寺山。さっさと歩けば大人の足なら30分ほどで一周できてしまう短いコースだが、三女が一緒ならそんな事は無い。手を引きながらえっちらおっちらゆっくりと表参道を登ってゆく。途中道すがら珍しい虫や石などに目を奪われながら進むのでそれはもう時間の掛る事だが、それでいいんだ。僕も小さい頃同じようにして自分なりの発見をしたもんだ。その時の事はよく憶えているもんだよ。だから娘達にもいろんな発見をしてもらいたいと思ってここに来たわけ。
途中にある展望台で弁当を広げ、西濃平野を見下ろしながら飯を頬張る。なんと贅沢な事よ!吹く風は涼やかで気持良く、眼下に広がる家々の屋根がキラキラと太陽の光を反射して眩しい。周りの森ではツクツクボウシがまだ盛んに鳴いて夏の終わりを惜しんでいるようだ。
弁当を食べ終えると今度は裏参道を下ってゆく。少し下った所にある源朝長の墓を参り、渓流に沿ってさらに下る。
山を下ったあとは少し車で移動して奇妙な石灰岩が林立する虚空蔵さんの裏手の山でひとしきり遊んだよ。ここも僕が子供の頃からのお気に入り。浸食された石灰岩群の中にはトンネルになっていたり岩の隙間をすり抜けられるようになっていたりして、子供の冒険心をくすぐる仕掛けになっている。もちろんすべて自然の為せる技で、それが今では格好の遊び場だ。娘たちも大喜びでかなり気に入ったみたい。
公園もいいけど、こんな遊び方もあっていいんじゃない?

0 件のコメント: