ニュースを見ていると必ず聞く言葉が『普天間』だ。毎日毎日普天間基地問題がどうのこうのと、その一挙手一投足まで取り上げて報道するのだから、いかにメディアが方向性の無い報道を行っているかがよく分かる。先週末には県内への基地移設反対を訴える大規模な県民大会が催され、改めて沖縄の人々の怒りが全国に伝えられることとなった。この結果によって政府は益々追い込まれた訳だが、そもそも沖縄に海兵隊のヘリ部隊なんぞ要るんかい?いっそのことアメリカ側に『もう要らん!』と言ったったらええのにね。
我が国の首相はアメリカの新聞に無能扱いで叩かれているが、もちろんこれもアメリカ側の牽制さ。そんな手に乗らずほかって置けばよいものを各メディアは何も考えずに報道し、まんまとその手に乗っちまっている。しかし、今回の県民大会は良かった。沖縄の人々の怒りがこれほど大きいと示せたし、何よりアメリカ側に対する大きな牽制となったからだ。アメリカ側が畏れるのは普天間問題が政府に対する批判にとどまらず、基地そのものの存在に対する全否定の大運動に発展することだ。そうなる前にアメリカはどこかで譲歩するだろう。
我が国政府がそこまで読んでアメリカ側を、沖縄の人々を焦らしていたのなら、外交と言う点から見ればなかなかのもんだ。ただ成り行きに任せておいて結果的にうまくまとまるのなら、それはそれである意味大したもんだ。
まあ、もうちょっと様子を見てみよう。
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