2010-04-25

春と雷魚


この季節、よく晴れた日は畑仕事と決まっている。今日は妻もフル出場でトマト苗の植え替えを行い。僕はひたすら土を起こし次の作付けに向けての準備に余念がない。娘たちも自分たちで遊びを見つけ、ある時は草むしりに興じたり、またある時は堤防に出てモンシロチョウを追っかけたり、無数にあるタンポポを集めたりと楽しそうに遊んでいる。ただ、やっぱり一緒に遊んでもらいたいようで作業中の僕に度々すり寄って来ては『ねえ、Daddy、いっしょにあそんでよ〜』とせがんで来るが畑仕事はこの時期が正念場、そうそう遊んでなんぞおられない。そこで『Daddyはいま忙しいから遊べんよ』なんてそつない返事をすると、長女が『そんなこと言ってぜんぜん遊んでくれへんやんか、もう!』と怒りだしてしまった。確かにこんないいお天気なのにどこにも遊びに連れて行かず、相手もしてくれないならそりゃ怒るのも当然だ。安易な遊びを与えるやり方には反対で、なるべく自分たちで遊びを見つけるようには仕向けてはいるが、だからといってほかりっぱなしではかわいそうだ。そこで堤防の裾下に1mほどの背丈で密生している牧草を使ってかくれんぼをしてみると、もう2人は大はしゃぎ。うまく隠れると本当に姿が見えず、くすくす笑い声のする方を覗くと娘たちが牧草の中に寝転がって笑っている。そこへ僕もダイビングして大笑い。
短い時間だったが、これで娘たちは許してくれただろうか?
我が家の周辺は自然が色濃く、自分が実家で育った時とほぼ変わらぬ環境が広がっている。いやこちらの方がもっと自然とのふれあいが濃いかも知れない。昼頃、近所の知人と堤防上で話していると、川に釣りに来た兄ちゃんが見事60cm級の雷魚を釣り上げ、記念写真を撮っていた。
こんなところで子育てできる僕らは幸せ者だな。

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