2008-04-16

愚か者たち


チベット人権問題に対する中国政府の反応は他の国の人々からすればおそらく理解不能で、矛盾だらけで、まったくもって傲慢にしか見えないだろうが、当の中国政府にとっては至極あたり前のことでしかないから余計この問題は根が深い。中国側からしてみれば反対に抗議行動を行なう方が異常としか見えないのだろう。その政府見解にまんまと人民が乗せられているから質が悪い。こんなことを続けておれば他国からは白い目で見られ、『だから中国人どもは・・』なんて思われても、彼らの思考回路からすると『そんなことを思うお前らが悪い』としか感じないのだろうな。
さて、その中国政府よりも更に愚かなのは我が邦の政治家ども、先日トランジットで訪れたダライ・ラマには会わないのに、今日はわざわざコキントウ君に会うため大陸を訪れ、訪日を成功させるだの、大歓迎だなどとおだて上げる始末。この愚かさには呆れ果て他国に対しても恥ずかしき限り、日本にとってはチベット人の人権なぞどうでもいいことなのだ。要するにコキントウ君を丁重におもてなしすること、その一点でしかない。そんなことをすれば日本は人権問題について中国と同様と思われても仕方が無い。


For The People Of Tibet

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