2008-04-11

誇り


サンフランシスコでの聖火リレーの顛末は何ともお粗末で、そんなんやったらやらぬ方が良いと言うか、そもそもこんな状況ならばやる意味さえ無いと思う。いくら混乱を避けるためとは言えこそこそと逃げ隠れ、人けの少ないところや高速道路の高架上を走るとは本末転倒の馬鹿さ加減にほかならないが、尊大中国政府は大成功だったと言っているようでこれまた救いようが無い愚かさだ。
サンフランシスコは全米でも屈指のリベラルな土地柄だけにどんな展開になるだろうかと注目していた。ところがこの結果だ。確かに混乱を避けることは重要なことだ、でも既に聖火リレーはチベットの人権問題を象徴するものに成り代わっていたのに、それを承知でこの問題から逃げようとは!器の小さき1人の市長が決めたこととは言え、サンフランシスコにとっては大きな汚点となったな。
ある女性が言っていた『なぜこそこそ逃げるようなまねをするのか?ここはサンフランシスコなのに!』と。その言葉からはアメリカを代表するリベラルな街に住む者としての誇りと意志が感じられ、そういう誇りを持てることが羨ましかった。

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