2024-03-20

演出された圧勝


 プーチンがロシア大統領選挙で圧勝したが、その得票率が史上最高の87%だったと言う。この数字はさぞかしプーチンを喜ばせただろうが、それは各機関がプーチンを恐れて忖度した結果であり、当然のことながら100%操作されたものだ。そもそも87%って、アマゾンのサクラレビュー同等のスコアで、サクラチェッカーを起動させチェックすることができるなら確実に『危険』と判断されるだろう。そんな操作された数値に満足しているようではプーチンもその程度の小物ということだ。独裁者の力が増せば増すほどその周辺には太鼓持ちばかりが集まり換言をする者がいなくなる。それが古来より幾多の王朝を滅亡へと追いやってきたことは歴史を見れば明らかだ。にも関わらず同じことを繰り返してしまうのはなぜだろうか。それは権力に囚われたものが辿るもはや病状のようなもので、権勢欲という病気の典型的な症状と見れば分かりやすいだろう。習近平や金正恩などもこの症状を発症し、独裁者の孤独と権力を失うことへの恐怖に苛まれていることと思う。だがそれを招いたのは己であり、その身をもって己の行いに対する責任を取らねばならない。

今回プーチンが大統領に再選されたことで、スターリンよりも長く権力を握ることになる。ただ、スターリンの死後彼の評価がどうだったかは世界の知るところだ。プーチンも同じ轍を歩むことになる。

 

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