2022-12-30

円はどうなる


 今年は円安に苦しんだ年だった。為替相場はまるで生き物で、政府が介入したとしても市場に対する一時的な牽制にしかならず、為替を操作するということは事実上不可能だと感じる。日本の様に資源のほとんどを海外に頼っている国にとって極端な円安による原材料費の高騰はあらゆるものの価格を押し上げ、ただでさえコロナ禍によってダメージを受けた経済の足を引っ張っている。加えて日銀をはじめとする政府の対応もお粗末なもので、円安やコロナ禍よりも政府の無策の方が経済に与えた影響は大きかったと思う。そんな中、ここに来て円が徐々に高くなりつつある。この動きが年末だけのものなのか、それとも円高に向かうのか、自分的には日本の経済力が落ちつつある中で過去の様な円高に向かうことはないのでは、と思っている。今後日本経済は余程の改革をしない限りかつての様な強さを取り戻すことは無いだろう。働き手が減少している以上、強くなる要素はほぼ無いからだ。

さて、暗い材料しかない日本経済だが、来る年はいったいどうなるのかな・・

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