2022-12-13

国民不在


 防衛費の増額にしてもその予算を賄うための増税論議にしても、いずれもその論議の中に国民の姿は無く、閣僚たちが内輪の話し合いのみで事を進めている感が強い。防衛費の大幅な増額に関しては、詳細な使途を含め慎重な議論がなされるべき事なのに、驚異論を前面に立て増額ありきで話を進めてしまっている。同様に防衛費増額分を賄うための増税論も唐突に現れ、それを既成事実化しようとする動きが見られる。

増税に関して言えば今の円安・物価高の現状を見れば国民生活への打撃が大きいことは明らかで、その増税がたとえ法人税のみの増税だとしても結局はその増税分が国民に跳ね返ってくるので国民生活への影響は避けられない。

やはり国会議員どもには庶民の生活感覚なんて分からないのだろう。それが分かっていれば今のタイミングでの増税論なんて出てくるはずがない。防衛費の大幅な増額とそれに伴う増税が強行されれば間違いなく岸田政権は倒れるだろう。そして次の選挙での自民党大敗は避けられないこととなる。国民の意見を蔑ろにして自民党が政権を失った前例をまた踏襲するのだろうか。

未来に目を向けた政治を一刻も早く国民の手に取り戻し、この国を救わねばならない。

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