2016-03-22

テロの回廊














ブリュッセルで起きた同時テロはまったく悲惨だ。
無辜の人々が情け容赦無い爆発に巻き込まれ、命を落としてしまった。
ベルギーは今までイスラム教徒が多く住む国を主体的に攻撃したことは無い。むしろ人道的見地からイスラム教徒を受け入れてきた経緯がある。近年はその寛容さが仇となって、テロリストたちの温床と化し、ひいては今回のテロに繋がってしまった。なんとも皮肉なことだ。
30人を超す犠牲者を出したテロに対して、ブリュッセル市民、ベルギー国民らは相当な怒りを覚えるだろう。そしてシリア難民などのイスラム教徒に対して激しい排斥運動が起こるのは目に見えている。それはお隣ドイツにも波及し、難民を積極的に受け入れてきたメルケル政権を直撃するだろう。おそらく全ヨーロッパ的にイスラム教徒に対する嫌悪感が増し、シリア難民の受け入れは困難なものとなるに違いない。
そういったことがさらなる怒りを買い、新たなるテロ志願者生み出してしまう負の循環。

ほんと世界的に暗いニュースばかりが続くよね・・

黙祷

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