2016-02-02

春への足音














夜が更けた頃、遠くの方からケリの鳴き声が聞こえてきた。
『ケリケリケリケリ・・』とその名の通りの甲高い声で鳴くのですぐに分かる。
毎年寒さが峠を越えた頃に渡ってきて、田んぼや耕作放棄地の草むらなどに巣を作り子育てをする。縄張り意識が非常に高く、特に雛がかえってからはJackieの散歩などで近くを通っただけで、鋭い鳴き声を発しながらこちらを威嚇してくる。『なんて生意気な鳥だ!』と思いながらも、これも春の風物詩として風景にとけ込み良い調和を生み出している。
夜に聞くケリの鳴き声だけで季節感を十分に味わえるのだから、それだけケリの存在感があるってことだよね。
梅も咲き始め、ケリもやってきた。季節は早くも冬から春へと移ろい始めている。

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