2013-08-29

国連とは?















これまで何度も国連の存在意義についての意見を述べているが、やはり今回ももの申さねばなるまい。
結局のところ国連なんてものは第二次大戦の戦勝国が世界を牛耳るために立ち上げたもので、各国の意見が反映される機会は非常に少ない。その原因が拒否権の行使だ。つまり常任理事国は気に喰わないことがあれば拒否権を行使すれば、その国を黙らせることが出来る。これは戦勝国の特権であって公平さなんて微塵もない。それが戦後60年以上を経ても未だ続けられているなんて信じ難い。
そしてシリアのことだ。米英仏はもうやる気になっているがいつものことで中ロはこれに反対だ。だからいくら米英仏が各国に理解を求めようとも、結局のところシリア攻撃の決議案はおそらくロシアによって拒否権を行使され紙くずとなってしまう。しかし米英仏はそれを免罪符として『我々は議論を尽くして来たが、このままでは事が進まないので決断せねばならない』と超法規的措置としてシリア攻撃を開始するだろう。ならばいったい国連ってなんなの?と思うでしょ。
だってここには常任理事国以外の顔が見えないじゃん。米英仏だって各国に理解を求めるような行動をしているだろうが、根底には『我々が決める』との思いがあるはずで、理解を求めつつ一方では『とりあえず声だけかけとけばいいだろう。理解されなくたって構わない』って思ってるに違いない。
すべては茶番だ。それが外交と言えばそれまでかもしれないが、これらもいつかは崩壊し、再生へ向かう時が来るのだ。

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