2006-12-18

記憶


自慢するが記憶力はいいほうだ。
ただ、記憶するものに得て不得手がある。分かりやすい例として一度会った人の顔は大体覚えているが、名前となるとてんでダメだ。どうやら僕の記憶の仕方は対象を写真で撮るように、一つの映像として脳に取り込むようになっているらしい。視覚から取り込んだデータはかなりの正確さで記憶され再現されるが、どうも聴覚からのものとなるとおぼつかない。同じ視覚からのものでも例えば倉庫に雑多な荷物があるとする、その荷物の様子をある程度の時間眺め回し『Aはどこにあった?』と聞かれると結構な確率で正しく答える自信があるが、荷物がどこに置いてあるかを記した一覧表だけを見た後で『じゃあ、Bはどこにある?』と聞かれてもまず答えられないと思う。
試験勉強にしてもそうだ、ある公式を覚えようとするためには僕の場合その公式が載っているページどころか机の上の状況やらまでひっくるめて一つの映像として覚えないと頭に入らない。思い出すときもそのすべてを再現する。まったく不効率で無駄が多いが、それが自分ということだ。

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