2023-10-31

Halloween


 今年はハロウィーンに大勢の人が集まることを警戒してその対策を取るところが多い様だ、渋谷の交差点など明らかに過剰な混雑を抑え、雑踏事故を防ぐ狙いであることは理解できるが、どこか違和感を感じるのもまた事実だ。事故を防ぐための規制は必要かも知れないが、それがあまりにも厳しすぎると行動の自由の侵害にもなる。そういった時に『安全のため』と言われれば誰も反論できないだろう。確かに安全第一ではある。しかし安全を最優先するばかりに様々な行事そのものが萎縮してしまったら元も子もない。もっとも完璧な安全対策はどもにも行かず何もしないことかも知れない。しかし実生活においてそんなことが可能なはずはないし、もはやそれではただ『生きているだけ』になってしまう。自由と安全のバランスは微妙なもので、安全なはずでも事故が起きることはあるし、ほぼ規制なく自由に行われても何も起きないこともある。とどのつまりはそこに集う人々の意識次第ということか。その意識が少しでも悪い方に向けば群衆心理によって大きな力になり事故が起きる。それを防ぐためには人を集めない。単純なことだがそれでは祭りは成立しない。どこかが主催の祭りとして扱うかどうかが分かれ目の様だ。

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