2023-08-06

広島原爆忌


 ロシアによるウクライナ侵攻によって抑止力としての核兵器の立場は大きく変化し、今では脅しの手段と化している。この憂うべき状況は単にロシア政府高官らの愚かさによるものだが、彼らの思考回路には現代社会においてもし核兵器を使用すれば、何十何百万の人々が命を落とすという単純明快な答えを導き出すだけの能力も備えていないようだ。まあ、ロシアという国は元来自国民の犠牲さえ一切顧みることがないので、他国民がどれだけ死のうが興味はないのだろう。ことあるごとに核兵器の使用をちらつかせるメドベージェフなどはプーチンと同じく世界にとって百害あって一理無しなのでさっさと消し去ってしまえばよい。ヒトラーもさっさと始末しておけば、あれほどの犠牲者を出さずに済んだことは歴史が証明している。

広島の原爆も暴走する軍部を抑えることができていれば落とされなくて済んだはずだ。こんなタラレバ論を今更言っていても仕方がないが、歴史的事実というものが様々な事象の積み重ねによって形成されていくものであるなら、その事象に変化をもたらすことで来るべき未来も変わってくるということだ。

広島の原爆被害が何を語るのか、核兵器使用の脅威がかつてなく高まっている今こそ、それぞれの頭で考え、行動する時なのだ。

黙祷

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