2020-07-05

トマトがダメなんです
























今夏はことごとくトマトが青枯れ病に侵され、40本植えた中で生き残っているのは10本程度という惨憺たる状況だ。しかも青枯れ病は次々と伝染してゆくので、残った10本もそのうち感染する可能性が高い。毎年青枯れ病は梅雨のこの時期に発生し、特に雨が多い年は被害がひどくなる。これは青枯れ病を引き起こす細菌が水によって伝播する習性を持つからだ。逆に空梅雨の年などは細菌が生き残れる土壌水分量20%を下回るほどに乾燥するため、青枯れ病の発生が抑えられる。
厄介なのは青枯れ病に効く農薬が無いことと、青枯れ病を引き起こす細菌が土壌中に残り続けるために同じ被害が複数年に渡って続くことだ。
そこで今トマトを植えてある畝は、青枯れ病を発生していないものはそのままにして、枯れて引き抜いた部分に黒豆の苗を植えてみた。おそらく黒豆は青枯れ病にはならないと思うので大丈夫だろう。そしてこんなこともあろうかと別に育ててあったトマトの苗を、今までほとんどトマトを植えたことのない場所に植えて試してみることにした。
畑は毎年同じ様にやっていてもその年の気温や降雨状況で結果が一変する。だから難しい。難しいから試行錯誤して良い方法を見付けようとする。ある意味そこが面白い。

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