2020-07-01

香港昔日
























23年前のこの日、自分は香港に居て、早朝から人民解放軍の車両が次々と国境を越え侵入してくる様子を狭いゲストハウスのテレビで見ていた。その当時『これで香港も終わりだな・・』と思ったのを憶えている。しかしその後も香港は香港であり続け、その繁栄を保ってきた。しかし中国政府による今回の国家安全維持法の施行によって、今までの香港が姿を消すのは確実となった。自由を奪われた香港が香港であるはずがない。
香港の人々は勇気を持って世界に中国及び香港政府の横暴を訴えてきたが、各国の利害が絡み足並みが揃わず、結局中国政府の圧力に負けてしまったことになる。
今後香港はどうなってゆくのだろう。
香港の人々が大人しく中国政府の言うことを聞くとは到底思えない。何らかの抜け道を見つけしたたかに生きて行くに違いない。その昔、魔窟として恐れられた九龍城の様なものが復活し、治外法権化するかも知れない。そういった形で香港が生き延びることを期待しているが、果たしてどうなるだろうか・・

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