2016-01-09

厳しい現実














義母の精密検査結果を受けての、3人の医者からなる治療チームの所見が示された。
癌は食道の3カ所に分布しており、これを摘出するには食道の全てを切除せねばならず、手術はできないと告げられた。摘出手術ができないとなれば抗がん剤と放射線による治療となるが、幸いにもシアトルは医療事情が良いため新しく導入されたばかりの方法で放射線治療を中心に行うこととなったようだ。
義母が70代半ばにしては非常に元気ということもあり、比較的強めの放射線を癌細胞に照射する治療を6週間毎日続け、その結果を見てみようということらしい。
その治療を行う病院はシアトル市内にあるものの、義母の家からは高速を走ってゆかねばならず、義母本人に車を運転させて6週間毎日通わせるわけにもいかないので、少なくとも後半の3〜4週間ほどは妻が単身渡米して義母の身の回りの面倒を見るような心積もりでいる。
約ひと月間娘たち3人と僕の生活が続くことになるが、仕事をしながらこなして行くのはかなりハードなことだろう。しかしやらざるを得ない時はやるっきゃないので、なんとか実家の助けなども借りて乗り切って行くしか無いと考えている。
長女とも徐々にそういう話を進めていて、心の準備も形成しつつある。

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