2015-01-11

それぞれの大義














結局パリの襲撃事件の容疑者は3人とも射殺され幕を閉じたかのように見える。
しかし初めから殉教することを望んでいた者にとってみれば、満足のいく死に様だったろうと思う。『侮辱されたムハンマドの名誉を回復し、そして戦って殉教する』この死に様はイスラム戦士にとってみれば最高の死に方だ。
事件の始まりから彼らの死に至る結末まで、彼らがどういう作戦で動いていたのか分からないが、フランス当局側が終始振り回されていたことは経緯を見ても明らかだ。当初からマークされていたとはいうものの、何も罪を犯していない者を拘束することはできず。当局側が可能性だけをもって強硬な対処に出ればそれこそ『自由・平等・博愛』を損ない、宗教間・民族間に大きな軋轢を生み出す。まさにここが難しいところで、こういった形でのテロ行為を防ぐのは至難の技だ。
当然、過激派たちはそれを理解し、行動している。

ばら撒いてしまった種は各地ですでに芽を出し始めているのだ・・

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