2014-11-13

用心用心














現場からの帰り道、いつもは順調に流れている堤防道路が大渋滞している。『こりゃ事故でもあったかな・・』とノロノロ進んで行くと、案の定対向車線上に何かが散乱している。近くには白いバンが止まっており、運転手らしき人物が電話をしていた。『やっぱ事故か・・』と、その場を通り抜けようとした時、ヘッドライトの明かりの中にへしゃげた自転車とうつぶせに倒れ込んでいる人が飛び込んできた。思わず『ええっ!マジか!』と叫んでしまったほど。気になったのは倒れ込んでいる人のそばに誰もいなかったことだ。普通こんなケースの時は車を止めて助けは要らないか聞きに行くんだけど、今回は大渋滞の車の列の中に入り込んでいて車を止めることもできず、そのまま気にしながら通り抜けるしかなかった。死に至るような事故でないことを祈るばかりだ。
後ろめたい気持ちでその場から離れて行くと、前方から救急車と消防車がサイレンをけたたましく鳴らしながら走ってきた。狭い堤防上ではあったけど横にギリギリまで車を寄せることでなんとか緊急車両は通り抜けて行った。
それからどうなったのかは分からない。
いちばん事故の多い夕暮れ時の事故。
明日は我が身と思うと十分用心せねばならぬ。

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