2012-07-06

雨中強行


現場の打ち上げ会の帰り道、空は終始鋭い閃光で青白く煌めき、ポツポツと落ちていた雨はしばらくすると叩き付けるような猛烈な降りとなった。『滝のような・・』とはまさにこのことだろう。ワイパーを最高速にしても視界は一向に確保できず、時速30km程度の速度でやっとこさ運転できる程度。もちろん道路の白線や中央線などはまったく見えず、ほぼ勘だけで運転するような有様。こんな時は対向車のライトが一番厄介で、光がフロントガラスに乱反射してただでさえ見えない視界を攪乱し、ほぼゼロ状態にしてしまう。ヤバいと思ったら停まればいいものを停まれないのが人情で、ドキドキしながらも『いったれや!』なんていう荒っぽい感情に押されてアクセルを踏み込み、誰もいない堤防の道へと出る。対向車がいないと随分視界も良好で、折から雨も小康状態となり路上に出来た大きな水たまりにハンドルを取られながらも事故せず我が家にたどり着くことができましとたさ。

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