2010-10-11

祈り


朝からよく晴れた今日、かねてより娘達と約束していたキャンプを行う。と言ってもどこぞへ出かけるわけでもなく、庭にテントを張ってキャンプ気分に浸るというもの。実はテントを買ったばかりなので実際に使う時の予行演習なのだ。それでも娘達は大興奮で、やれ『これはなんだ?』やれ『これをやらせろ』などと、手伝っとんのか邪魔しとんのか分からない。それでもテントは問題なく簡単に設営でき、良い遊び場ができた。
妻は今日も友人のThanksgivingのパーティーに行くとかで16時前には出て行った。なのでキャンプ風ディナーを娘達にご馳走すべく、昔僕がバイクに乗って各地をキャンプしまくっていたときに使っていたキャンピングガスの携帯コンロを引っ張りだして来てセットし、それでDaddy特製の鍋焼きうどん!を拵え、3人頭をつき合わせてうどんを啜る。我が家の庭先でやるこんなちょっとしたことでも気分は爽快で楽しいものだ。その後はいつものように風呂に入れて歯を磨き、お気に入りの本を携えてテントに戻りシュラフに潜り込む。そうこうしていると妻が帰って来たようだが、いかんせんまたもや僕が真っ先に寝てしまい、あとのことはよく憶えていない・・
これでいつでもキャンプに行けるというものだ。



山本君捜索の最新情報を送っていただきました。以下に、

````````````````````````````````
10月10日

捜索隊、ヘリでベースキャンプに到着。
ベースキャンプは問題なし。天候はあられ。
明日からの行動は、天候をよく見て、慎重に行うように、角谷から指示。
ベースから現場までは、約3時間。捜索隊は明日の早朝、現場
にむかう予定です。
カトマンズに残った私たちは、朝スワヤンブナート寺院に行き
、マニ車をまわしながら、無事、安全をお祈りしてきました。
カトマンズは暑いです。
本日は以上です。

````````````````````````````````

ベースから標高5000メートル地点の現場まで約3時間とは、それだけでも現地の過酷さがよく分かる。天候も相変わらず不安定らしい。今日ここは快晴だった。その青空を見上げながら『現地もこんな天気だったらいいのに・・』と思っていた所だった。
僕も携帯用の小さなマニ車を回しながら、捜索隊の安全とそして山本君はじめ本田君・田辺さんの手がかりが見つかることを祈ります。

『山本季生君の救助・捜索活動に関わる、カンパご協力のお願い』

北アルプス 朝日小屋

どうか、1人でも多くのご助力をよろしくお願い申し上げます。

4 件のコメント:

mamanachan さんのコメント...

1日遅れになりますが、ご報告です。

10月11日

午前中に、捜索隊が現場(5000m付近)へ到着。天気は晴
れ。安全な場所にテントを設営し、昼から作業開始。第2次捜
索のときに、マーキングしておいた7カ所のうち、2カ所を掘
る。雪は固く、氷の状態。15時ころより雪が降り始め、作業
終了。メンバーは現場のテント泊。


母親が、国際結婚された方かな?と申しておりました。

本当に感謝しています。

匿名 さんのコメント...

山本季生さん 速く救助されますように。

RECCOの反応、作動状況、使用台数の情報は
どうなんでしょうか?

 捜索予定ではあと3日何でしょうか

速く山本季生さん 日本に帰れますように。

chikyujin さんのコメント...

名を名乗らず申し訳ありませんでした。
写真学校で季生君と同級生だった者です。
母上様とは電話で数度話したことがあります。大垣の上田と言えばひょっとしたら憶えておいでかも知れません。
妻はアメリカ人です。おそらく季生君宛に送った年賀状をご覧になっていることでしょう。

僕にできることと言えばこんなことしかありません。かえって申し訳なく思っています。写真学校の同級生の多くが山本君の遭難に心を痛めています。皆、見えない所で歯がゆい思いをしているのは同じでしょう。

厳しい状況の中で情報を配信して下さり、こちらこそ感謝しております。

chikyujin さんのコメント...

コメントありがとうございます。

当方、捜索の状況を配信していただいてるだけで、装備や使用機器的な詳細まではまったく存じておりません。

しかし、山本君に対する思いは同じでしょう。
ただただ、祈るしかありません。