2次災害も危ぶまれる過酷な状況の中、生き残った島田さんはじめネパール人シェルパらによる懸命の捜索活動が今も続けられているようだ。雪崩が発生したのが先月28日午前、それからすでに4日以上が経過している・・なんとか彼を帰国させてやってほしい。
ヒマラヤの神々よ、もういいだろう。もうそろそろ彼を解放してやってはくれないだろうか、彼には帰らねばならぬ所があるんだよ。待ってる人がいるんだよ。あなたたちはもう何人も呑み込んで来たじゃないか、そう自分の力を誇示しなくとも我々は十分あなたたちを畏れ、敬っていますよ・・
時間の経過とともに僕の感覚が麻痺して来ているのがよく分かる。まったく人間の最大の自己防衛本能は『忘れる』ことだな。何もせずにいると遭難した友のことばかりが何度も何度も生々しく蘇って来ては、悲しみを伴って去ってゆく。これの繰り返しだ。娘達といつものように笑い興じては次の瞬間暗い深みをのぞき込むような感じ。友の遭難が報道された後、娘達には事の次第を話し『Daddyの大切な友達がまだ冷たい雪の下に居て見つかってないんだよ』と言うと、長女が『もう死んじゃったの?』と聞く。泣きそうになった・・ただ『Daddyは誰かが友達を助けてくれると思うよ』としか答えられなかった・・
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