2010-10-03

日常と平穏


今日も進展は無し。

僕はいつもの週末のように朝食のパンケーキを食べると作業着に着替え、妻や娘達と一緒に庭の草取りをして時を過ごす。実に穏やかな日常だ。しかし心は違う。夢中になって草を引き抜いている時はすべてを忘れ無心になれる。しかしひと度手を止めると未だ見つからぬ友のことに思いを馳せ、『自分はこんなことをしていていいのか?』『何かできることがあるんじゃないのか?』と焦燥感に駆られる。
殺生に関しても敏感になり、異常発生しているナメクジや土を掘り起こすとじゃんじゃん出て来るコガネムシの幼虫なども、殺さずに隣の空き地に投げて極力殺生を避けるようになった。だからと言って何だと言うことはない。この時期執拗に襲って来るヤブ蚊どもは容赦なく叩きつぶしているので、あくまでも気分的なことでしかない。

週末はよく僕が料理をするが、作りながらこんなあったかいものを彼に食べさせてあげたいな・・と考えたり、彼は何と叫んで雪崩に巻き込まれたのだろう?とか、彼の目に焼き付いた光景はどんなものだったのだろうか?と想像したりと、彼は何度も何度も現れては消えてゆく。この状態がいつまで続くか分からないが、今はとにかく待つしか無いのだ。

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