103万の壁、106万の壁などと昨今国会ではこれら壁についての議論が盛んだが、それぞれの壁にはいくつもの規定があって、その規定の一部を変更して対応するような話になっているが、いっそのことこれら全ての壁をいったん撤廃した上で所得税率を下げるなど国民の税負担を軽減する措置を取れないものだろうか。今のやり方では今回規定を変更して乗り切ったとしても近い将来再び変更を迫られることは明白で、その労力と煩雑さを考えるとある程度の混乱を伴っても何十年後の将来を見据えた措置を取ったほうが国民にとっても国にとっても利のあることだと思う。常に前例を踏襲しようとする日本のお役所的なやり方では歪みが溜まるばかりでいずれ大爆発を起こしてしまう。そうなったらその時手を打てばいいと言う輩もいるだろうが、改善すべき時にしっかり改善してゆけば後の痛みもずっと軽くなるはずだ。そう分かっていてもそうしないのが日本の決定的にダメなところで国の抱える莫大な借金がいい例だろう。我々の世代の無能さの結果を子供達の世代にまで先送りにすることは絶対に許してはならない。
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