2024-12-23

マスメディアの凋落


 SNSなどの爆発的普及の裏で従来型マスメディアの凋落が際立っている。先のアメリカ大統領選でもSNSに完敗し影響力を著しく失ってしまった。ではなぜそうなったのか。おそらくは巨大マスメディア企業は長年に渡って積み上げられた様々なしがらみによってがんじがらめとなり、身動きが取れなくなってしまったのだろう。また運営に関わる者らの意識も従来のままで変わろうとしなかったことが原因とも言える。

今日のヘッドラインニュースではホンダと日産それに三菱の業務提携についてやっていたが、その中でカルロス・ゴーンのインタビューが出て驚いた。ゴーンは業務提携に否定的な意見を述べていたが、そもそも何でとうの昔に日産を離れたゴーンから意見を聞くわけ?それにゴーンは逃亡犯でもあるのにそんな奴から意見を聞くのか?責任のない立場の人間に話を聞いても言いたい放題いうだけで何の重みも無い。それなのになぜ話を聞こうとするのか。その判断をした心理が分からない。ゴーンを選んだのは熟考の上でのことかただ単に『ゴーンに聞いてみよ』てな軽いノリだったのか、いずれにしてもメディアの質を疑う対応であったことは間違いない。こんなことを平気で繰り返すからみんな離れているのが分からないのだろうか。まあそんなところは淘汰されて消える方がいいと思うけどね。

2024-12-22

ライム植えた


 突然妻がホームセンターでライムの苗を買ってきたので、ナツメの木を伐採・抜根して代わりにそのライムを植えておいた。なんでも妻はライムが好きらしいがあまりスーパーで売っていないし、コストコには大体置いてあるものの何せ量が多過ぎるのでいつも買い渋っていたそうだ。そこへたまたま訪れたホームセンターで苗が売っていたので思わず買ってしまったということらしい。ライムの木も大きくなるとレモン同様にトゲがあるので人がよく行き来する場所には植えることができない。そこで同じくトゲがあって実がなるものの、その実をほとんど食べないのに次々と増殖して困っていたナツメをこの際伐採してその代わりにライムを植えたという次第。植えた場所は日当たりは良好ながら表土下には砕石が敷いてあり、硬くて深く掘ることができなかったので果たしてちゃんと生長してくれるか分からないが、しばらくはどうなるか様子を見ることにした。同じ状況で温州みかんはちゃんと大きくなっているので大丈夫なのではと考えている。妻の望み通りにライムが収穫できることを期待して待つとしよう。

2024-12-21

火の暖かさよ


 長女が帰省しているのでベイクドポテトを作ってあげようと思いダッチオーブンを出動させた。今回はジャガイモだけでなく長女の好きなサツマイモを仕込んで火に掛けた。先日収穫した黒豆の豆殻を火起こしにして着火すると勢いよく燃え上がりあっという間にカマドに火が回った。焚き物はいくらでもあるのでじゃんじゃん火にくべ火力を上げてゆく。火勢が弱まると竹を入れ火力を上げる。竹は油分が多いので勢いよく燃えるが逆に火勢が上がり過ぎるので火力調整用に使うのがいい。日が落ちてからカマドに火を入れたので外気温はかなり低い。カマドの火をぼーっと見つめながら流れるこの時間がほんとリラックスできて好きだ。

約1時間ほどで火がしっかり通り出来上がり。毎度のベイクドポテトだけどサツマイモともども美味しかった。年末休みに入ったらまたしようと思う。

2024-12-20

インフルエンザ猛威


 ここ最近インフルエンザが猛威をふるい始めている。三女が通う中学校では各学年で学級閉鎖が相次いでおり、次女の通う高校でもインフルエンザ罹患者が増えつつある。全国的にインフルエンザ患者は急増しているようで、このまま年末年始に突入すれば人の移動も相まって爆発的に広まるだろう。外出する際のマスクは必須となるね。

コロナの影響でしばらくインフルエンザ患者が少ない状態が続いていたので、インフルエンザに対する耐性のない人が小さな子供を中心に相当数に登り、これが患者数の増加と関係しているとも言われる。確かにコロナの時は皆マスクをし、手の消毒なども徹底していたので驚くほどインフルエンザの患者数が少なかったのを覚えている。それが元通りになるとすぐに流行するんだからインフルエンザの感染率の高さがよく分かるよね。どうか感染せずに乗り切りたいものだ。

2024-12-19

厳罰に処すべき


 北九州市のマクドナルドで起きた殺傷事件の容疑者が逮捕された。近所に住む43歳の男ということだが、その動機は今後の自供次第ということになる。現状では被害者と容疑者との間に接点は無く、無差別犯行の可能性が高い。こういった通り魔犯は抵抗されないような弱者を狙うケースが多く卑劣極まりない。ただ塾帰りに友達とマックに寄っただけなのに命を奪われてしまうなんて誰が考えられようか。殺された女子生徒の無念さはいかばかりだろう。こういった犯罪はいつどこで起きてもおかしくない。犯罪に遭遇するかしないかの違いは単にターゲットになるかならないかという加害者側の心理によるもので、実質被害者側にできることはない。一つの予防措置としてはこういった事件を起こした犯人は厳罰に処すことだ。見せしめとしての厳罰だっていい。何の非もないのに殺された者のことを思えば犯人の矯正なんて甘い考えは捨て、死ぬまで罪を償わせるべきだろう。そうしなければ殺された人が浮かばれないよ。

2024-12-18

黒豆のこと


 先週末黒豆を収穫したが、収量はあまり多くはなかった。どういうわけかここ数年黒豆の収量はあまり多くなく不振の年が続いている。その原因が何なのかは分からないが、おそらくは夏場の高気温が原因ではないかと考えている。近年は夏場の気温が高く長期間雨が降らないことがあったりして鞘に実が入らないこともしばしばで、それに加えてカメムシの大発生や害虫による食害など気温が高いことに起因する問題が多い。また残暑が長く続くことで黒豆の木がなかなか枯れず、12月半ばになっても葉が青々しているなどもはや今までと同じ作り方は通用しないのではと考えてしまう。あまり暑くならず適度に雨が降ってちゃんと秋がある気候になれば収量も増えると思うが、現実的に考えて気候が今よりも改善してゆくとは考えられず、むしろ悪化していくことを考えれば、黒豆を諦め違う作物にするなどの対応をせねばならないのかもしれない。現に暑いのが好きなオクラは大豊作だったからね。そうやって暑さに強い作物が求められる時代になりつつあるようだ。

2024-12-17

長女帰国


 アメリカの大学に通っている長女が今日帰国する。すでに羽田を飛び立っているので中部国際空港経由で最寄駅に到着するのは夜10時過ぎになるだろう。だいたい週末ごとにLineで話しているので長く会っていない感じはしないが実際に会うのは春以来だ。 妻が言うには本人は家庭料理を食べるのをずいぶん楽しみにしているそうだ。大学は全寮制なので食事は全て大学構内の食堂でと言うことになり食事は各国料理が出て美味しいそうだが、やはり家庭の味はいいんだろうね。ちょうど長女の好きなサツマイモがたくさんあるので存分に振舞ってあげようと思う。今回はひと月ちょっとの帰国となるが、友達とのいろいろな予定もあるようだし忙しく過ごすのではと思う。普段は勉強で忙しい日々を送っているので帰国した時くらいはのんびりできる環境を整えてあげたいと思う。餅好きの長女のために餅つき機も買ったしね。皆で餅を食べるのが楽しみだよ。

2024-12-16

大学からの通知


 明日長女がアメリカより帰宅予定だが、それに先立って大学側から全学生に対してある通知が出されたそうだ。その通知とは中国・東南アジア・中東などの出身者は必ずトランプの大統領就任式前までにアメリカに戻って来るように、というものだった。これはトランプが大統領に就任するとすぐにいつくかの国を対象にして入国制限をかける恐れがあるためで、実際にトランプが前回大統領になった時は中東出身者がアメリカに入国できなくなる事態が発生した。今回はその事態を見越しての大学側の通知だが、それだけトランプの大統領就任は様々な分野に影響を与えているということだ。長女はアメリカ国籍を持っているため入国制限が敷かれても対象にはならないが、トランプが大統領になって発生する混乱の影響は少なからず受けることになるので、その点はどうなるか心配しているよ。

2024-12-15

サトイモ収穫


 親父殿がサトイモの親芋が食べたいと言うので、半分だけ収穫することにした。同じ芋掘りでもジャガイモやサツマイモと比べサトイモは掘る面積が少なくて済むので収穫自体は楽だ。ただ大きな塊となっているのでそれをほぐし、土を落としたり髭根を切ったりという手間はある。半分収穫しただけでも十分な収量があり出来は結構いいほうだと思う。夏の猛暑で直射日光が当たる場所は生長不良に陥っていたが、今回収穫した分は堤防の木が日光を遮る半日陰の場所なのと土が常に水気を含んでいるためサトイモにはうってつけの場所なのだ。ここでサトイモを作るようになってからダメだったことは一度もないがこれで3年ほど続けているので、サトイモ収穫後はエンドウなどの豆類を栽培して窒素分を土壌に戻す対策をするつもりだ。おそらく今まで連作障害が出なかったのは収穫後に枯れ草や落ち葉などの有機質を土に混ぜ、それに自家製のEM菌を加えることで有用微生物がバランスよく保たれていたからではと推測している。こうすると畑の土がフカフカになって作物もよく根を張り元気に育ってくれる。こういう感じで土づくりを続けてずいぶん経つが、やはり目に見えて作物の勢いも良く収量も増えているので今後も続けていくつもりだ。

2024-12-14

弾劾訴追案可決


 韓国の尹大統領を弾劾訴追する法案が可決された。与党から12人の造反が出ての可決だった。今後憲法裁が弾劾訴追を認めれば罷免されることになる。職務停止された尹大統領は『最後まで諦めない』との談話を発表しているが、過去には弾劾訴追されつつも後の大統領選で返り咲いた盧武鉉のような人物もいるのでそれを意識しての発言だろう。いずれにしても韓国の政治が今後しばらくの間混乱することは避けられず、トランプ就任と相まって日本政府にとっては不安要素が増えることになる。特に現野党党首が次期大統領になりでもすれば再び反日政策が強まり様々な摩擦を引き起こすことだろう。もういい加減韓国のこういう掌返しはうんざりなので早々に断交するなどして関係を制限しておいたほうがいいのかもしれない。政権の交代によって当然対応が異なることは分かるが韓国の場合それが極端過ぎるし、両国間で決めたことを平気で覆すその厚顔無恥さにはもう辟易している。アメリカの場合トランプ政権になりいろいろなことで変化を求められるが、日米安保や経済協力といった基本的なところはブレずに継続していくことになるからね、そういったところが韓国とはやはり違う。感情論で動く韓国とは一定の距離を保つ。それが賢明な策だと思う。

2024-12-13

気を揉む日々


 冬野菜の生長が例年よりも遅れている。これは今まで何度も書いたが残暑が長く続き、その後一転して冬の寒さが到来したことによる影響が大きいと思う。冬野菜の種を蒔いても暑さの影響で発芽せず、発芽したとしても生長不良に陥ったり、ちゃんと生長した苗も害虫の餌食となりダメになってしまう。こんなことを何度も繰り返しているうちに秋を通り越して冬になってしまい、今度は低気温で生長が遅れてしまう。タマネギの苗なんて髭のように細く、植え替えはしたものの一向に大きくなる気配はない。ブロッコリーは比較的順調に生長しているが一方のカリフラワーはなぜか全然大きくならない。エンドウの種も一度蒔いたもののこれもなぜか全然発芽せず、仕方がないので2回目を蒔いた。正月菜も気温が高かったため蒔くのを控えていたら急に寒くなってきたので慌てて蒔いたのだが、発芽してもその後の生長が遅くこの分では正月の雑煮には間に合わない感じだ。こんなにいろいろなものが上手くいかない年は初めてだ。天気の影響なので如何ともし難いが、毎日畑を見るたびに気を揉んでいるよ。

2024-12-12

壁が多すぎやろ


 103万の壁、106万の壁などと昨今国会ではこれら壁についての議論が盛んだが、それぞれの壁にはいくつもの規定があって、その規定の一部を変更して対応するような話になっているが、いっそのことこれら全ての壁をいったん撤廃した上で所得税率を下げるなど国民の税負担を軽減する措置を取れないものだろうか。今のやり方では今回規定を変更して乗り切ったとしても近い将来再び変更を迫られることは明白で、その労力と煩雑さを考えるとある程度の混乱を伴っても何十年後の将来を見据えた措置を取ったほうが国民にとっても国にとっても利のあることだと思う。常に前例を踏襲しようとする日本のお役所的なやり方では歪みが溜まるばかりでいずれ大爆発を起こしてしまう。そうなったらその時手を打てばいいと言う輩もいるだろうが、改善すべき時にしっかり改善してゆけば後の痛みもずっと軽くなるはずだ。そう分かっていてもそうしないのが日本の決定的にダメなところで国の抱える莫大な借金がいい例だろう。我々の世代の無能さの結果を子供達の世代にまで先送りにすることは絶対に許してはならない。

2024-12-11

核を知らぬ者ども


 被団協がノーベル平和賞を受賞した。これはそれだけ現世界が核の脅威にさらされているということの裏返しだ。ロシアのプーチンはじめ高官らは事あるごとに核使用の脅しを行なっているが、核の真の恐ろしさを知らぬ者が軽々しく核使用を口にする事自体が脅威だ。こういう連中は核を通常兵器とは比べ物にならない強力な兵器としか理解していないのだろう。実際のところの核は破滅の兵器であり、ひとたび核が使用されれば報復の連鎖を呼び、世界滅亡も現実味を帯びてくる。そして何より核による被害があまりにも非人道的であるという事だ。しかし残念ながら核使用をちらつかせる連中はいくら人が死のうが、どんな死に様であろうが、自分が助かればそれでいいと思っているような奴らなので良心に訴えたところで無意味かもしれない。チキンレースのような核の脅し合いっこが続けばいずれ核兵器が使われる日が来るのではないかと危惧している。そんなことが決して起こらぬよう願っているが、今の世界情勢を見るとそう遠くない日に核が使われるのではないかと思えてならない。

2024-12-10

イスラエルのしたたかさ


 人の弱みにつけ込むとはまさにこのことだ。シリアのアサド政権が崩壊するや否やシリアとの国境地帯であり国連監視の軍事緩衝地帯でもあるゴラン高原に軍を進め占領してしまった。イスラエルは当面の間の措置だと言っているが、誰がその言葉を信じるというのか。新イスラエルであるトランプの大統領就任を見越して、そのままイスラエル領にしてしまうつもりだろう。今までならイランが大きく反発するので容易に手出しはできなかっただろうが、ヒズボラへの激しい攻撃とイラン国内への空爆でロシア同様イランも弱体化しており、イスラエルに対して手を出すことはできないはずだ。したたかなイスラエルはそこを見透かしてシリア占領を既成事実化しようとするだろう。この動きに対してサウジアラビアなど中東各国は反発するだろうが、それ以上の実力行使はできないはずなのでイスラエル占領軍が引く理由にはならないと思う。むしろこのイスラエルの動きにトルコがどう反応するかだ。ひょっとするとトルコもイスラエルと同様に安全確保を名目としてクルド人が多く住むエリアに侵攻し占領を試みるのではないかと考えている。以前なら他国を切り取るなんてことは考えられないことだったが、ロシアがウクライナからクリミアを奪い今も東部地域を占領している現状を見れば、 他国もチャンスさえあれば追随しようと考えるのも不思議なことではない。

明らかに世界は動乱の時代へと向かい始めてしまった。遠い地のことだと無関心でいられるのもそう長くは無いだろう。

2024-12-09

これからの世界


 シリアのダマスカス陥落を見ても分かるように世界のパワーバランスは著しく流動的になっており、今後どのような展開が待っているか誰にも分からない状況だ。アルメニアに続きアサド政権崩壊によってシリアを失ったロシアの影響力低下は避けられず、今後ジョージアなど政権が混乱している国ではシリアのようなことが起きるかもしれない。プーチンによるウクライナ侵攻という無謀な行為が結果としてロシアの影響力を弱めているという証明だ。こうやってパワーバランスが崩れているところにトランプが登場するのだから混乱に拍車をかけ、世界の行く末がより不透明になることは間違い無い。世界の指導者たちはトランプの出方を固唾を飲んで見守っており、無理難題を吹っ掛けられるのは織り込み済みとしてもトランプに加えイーロン・マスクも付いてくるので展開が全く読めない状況に陥るだろう。そこで手を打てるかどうかで国の行く末も決まってくる。残念ながら日本においてはそんな連中と渡り合える人材がいないと思うので、おそらくはいいように扱われて終わりだろうよ。

2024-12-08

ダマスカス陥落


 親子2代50年に渡って独裁・恐怖政治を続けてきたアサド政権が脆くも崩壊した。反政府勢力がダマスカスに入り、アサド大統領は飛行機で何処かへ逃亡したらしい。『アラブの春』をきっかけに始まったシリアの内戦は13年に及び、その間夥しい数の人々が戦禍で死傷し、投獄されてきた。それが11月30日に起きた反政府勢力のアレッポ攻勢から10日足らずでのダマスカス陥落となった。その展開の速さは驚くべきものがある。反政府勢力の指導者たちはよほど周到に作戦を練ってきたのだろう。長年シリアの後ろ盾となって支えてきたイランとヒズボラはイスラエルとの戦闘で大きくその力を削がれ、ロシアもウクライナとの戦争でシリアを助ける余裕がなくなっている。その力の均衡が崩れたタイミングを逃さず一気に攻勢に出てダマスカスを奪取しアサド政権を崩壊させた武装勢力は大したものだと思う。50年に渡る独裁政治に終止符を打った反政府勢力は英雄かもしれないが、解放者として彼らを迎えるには危うさを感じる。アサド政権打倒までは反政府勢力として協力してきた各グループが今後主導権争いを始め、それが新たな内戦を生む可能性もあるし、反政府武装勢力の主体がアル=カーイダ系であることも今後どんな政府を樹立するのか注目するところでもある。またアメリカやトルコをはじめとする外国勢力もそれぞれ支援しているグループがあり、それらを全てを束ねることができる人物がいるのかどうかも不明だ。

独裁政権が崩壊したのは喜ばしいことだが、それが新たな独裁政治の始まりとならぬよう心から祈るばかりだ。

2024-12-07

いい加減にしてほしい


 午後7時のニュースを見ようとしたら韓国の尹大統領弾劾案採決に関する内容を延々と30分以上も続け、一向に他のニュースをやりそうになかったのでテレビを消した。隣国とは言えなんで採決の状況だけにそんなに時間をかけるのか、それだけ他に報道することは無いというのだろうか。そんなことはないだろう、ウクライナのこともあるしシリアのこともある。同じ政治で言うならフランスも政局が混乱しているし、国内のニュースだってあるはずだ。にもかかわらずバカみたいに動きのない韓国国会の状況報道を続けるなんて全くメディアは腐っている。弾劾案採決に関する報道は結果が出てから事実を粛々と伝えればそれでいい。前座を報道しても憶測を生むだけで何も意味はない。それよりも我々が知るべき他の情報がこんなくだらないことのせいで知る機会を失うことの方が遥かに影響が大きいと言える。一体誰が報道内容を決めているのか知らないが、バランスを欠いた選択であったことは間違いない。報道側はこの件に関して猛省し、もっと広い視野で物事を見るようにならねばならない。極めて当然のことだがね。

2024-12-06

戦禍のシリア


 シリアでは北部の主要都市アレッポが反政府勢力による攻撃により陥落したが、それに続き中部の都市ハマも陥落したという。反政府勢力は勢いに乗じてさらに南進し、ホムス攻略を目指している。この中部の要衝ハマとホムスの両都市が陥落すれば、アサド政権の支持基盤である地中海沿岸都市のタルトゥースとラタキアと首都ダマスカスを結ぶラインが寸断され、首都陥落も現実味を帯びてくる。アサド政権は父親の代から独裁を続け、従わぬ者たちを徹底的に弾圧してきた経緯がある。今回反政府勢力によってシリアがアサド政権から解放されることを願っているが、その反政府勢力の正体がよく掴めていないのでその点で不安が残る。アサド政権が打倒されてシリアの人々が幸せになればいいが、新しく政権を取った者らの行いによってはより悪化する恐れもあるため複雑な気持ちで動向を見守っている。シリアには計2ヶ月間滞在し、そのうちの1ヶ月間はハマに居た。ハマではとても親切にしてもらって、何度も自宅に招待されたりもした。そんなハマを含むシリアが戦禍に苛まれていることが残念でならない。一刻も早く戦禍が収まり、人々が未来に向けた生活を始められることを願いたい。

2024-12-05

不安定化する世界


 そういう周期なのかもしれないが、どうも世界がどんどん不安定化している。トランプが再選されたことが象徴的ともいえるが、それと直接関係なくともドイツの政権もフランスの政権も、昨日戒厳令を発令した韓国の政権もそして先の衆院選で自民党が大敗した日本の政権も流動的な局面を迎えている。『民主主義の限界』と言われるが、民主主義であるからこそ民意によってたやすく政権が崩壊し政治が混乱する。ロシアのような独裁国や中国のような一党支配の国ではそもそも公正な選挙が行われないため、ある意味政権は安定しているといえるが国民の人権を無視するような国に住みたいはずがない。いつの時代も安定は長く続かないし、同じく不安定な時も長くは続かない。安定不安定を繰り返しながら歴史は続いてきたしこれからもそうやって続いてゆくのだろう。そして今が不安定期に移りつつある過渡期なのかもしれない。各地の政治が不安定化すればどのような結末になるのかあまり考えたくはないが、核戦争など壊滅的なことが起こらなければいずれ不安定期を乗り越えて安定を目指すだろう。

皮肉なことに安定した時代が続けば人々はそれに飽き変化を求める。その変化の代償として不安定化があり、不思議なことにそこに吸い込まれてゆくように様々なことが連鎖反応して不安定化してゆく。一つの大きな流れとなった不安定化をもはや誰も止めることはできないだろう。そういった時代を前にして我々に何ができるかを考えてゆかねばならない。

2024-12-04

どうした韓国


 昨夜遅く韓国の尹大統領が突如戒厳令を発令し、戒厳軍が国会周辺に展開・突入するなど混乱を極めた。戒厳令は6時間後に解除されたが、その影響は大きく尹大統領に対する弾劾の動きが強まっている。なぜ尹大統領が戒厳令を発令したのかその真意は本人のみの知るところだが、野党の攻勢にさらされて後がなくなった尹大統領が一発逆転を狙って行ったのかもしれない。しかしその策も失敗し今や万事休すだ。尹大統領及び現与党に代わって最大勢力の野党が政権を取れば再び文在寅の時のような反日一辺倒になるのは明らかで、そうなる前に韓国とはきっぱり縁を切っておくべきだと思う。ただでさえトランプが再登場してうんざりしているのに韓国で反日大統領が就任してせっかくの融和ムードが台無しになるのを見るのが忍びない。北朝鮮はこの混乱を最大限に利用し、より一層韓国内にその影響力を浸透させるに違いない。

昨日中東の混乱ぶりについて書いたばかりだが、よもや韓国がこんな大混乱に陥るとは思わなかった。幸いにも今のところこの混乱に乗じて北朝鮮が軍事境界線を越えてくるまでには至っていないが、シリアの反政府勢力が隙をついて大攻勢に出たように、北朝鮮も何をやらかすか分からない。政治の乱れは国を弱体化させ、その影響は長く残る。日本はそんなことに陥らないよう願うばかりだ。

2024-12-03

中東混沌


 イスラエルとレバノン政府が停戦に合意したものの、イスラエル軍はヒズボラへの攻撃を続け、それにヒズボラが反撃すると言った具合に早くも停戦合意は形骸化している。これは当初から予想されたことで、停戦合意はあくまで去りゆくバイデン大統領の顔を立てただけのことだろう。そもそもネタニヤフが停戦を継続するなんてあり得ず、ガザへの容赦の無い攻撃を繰り返している点を見ても戦争をやめる気なんかないのが良く分かる。

そんな混沌とした中東情勢の中、新たな火の手が上がっている。それはシリア政府と反政府勢力との内戦だ。もう14年も続いているがここ最近は目立った動きはなかった。それが先月末から反政府勢力が大攻勢に出てシリア北部の主要都市アレッポを制圧し、それを奪還すべくシリアとロシア軍が空爆を繰り返して多くの犠牲者が出ている。なぜこのタイミングで反政府勢力が攻勢に出たかというとウクライナ・ロシア戦争でロシアの影響力が弱まっていること、同様にシリア政府を支えてきたイランとヒズボラもイスラエルとの抗争で力を失いつつあることが大きな要因だろう。

紛争は各地に飛び火すると言われるが、ここまで反政府勢力の動きが活発化するとは思わなかった。このシリアの動きを受けて他の地域でもパワーバランスの歪みを突いた攻勢が勃発するかもしれない。

中東は益々混乱を深めている。次はその火の手がどこに上がるのだろうか・・

 

2024-12-02

生姜収穫


 霜が本格的に降りるようになると低温に弱い生姜がダメになってしまうので昨日のうちに収穫しておいた。今年の生姜の出来はあまり良くなくて、植え付けた分の半数しかちゃんと生長しなかったが、その残った半数が頑張ってくれたおかげで満足する量を収穫することができた。以前は収穫した生姜の半数ほどを甘酢漬けにして、残り半数を新聞紙で包んだりして長期保存を試みたが、甘酢漬けは皆好きなもののそんなにしょっちゅう食べるものでもなく、また長期保存の方もひと月程度しか持たず結局はダメになってしまう量が多かったので、去年からは冷凍保存をするようにした。試しに行った冷凍保存だが、これが結構便利で必要な時に必要な分だけ使え、ほぼ1年経ったものでも問題なく使えている。逆に問題があるとすれば去年冷凍したものがまだ結構残っているので、今年収穫した分を冷凍するスペースがあるがどうかだ。生姜もそうじゃんじゃん使うものでもないので、今は緑茶の茶っぱにスライスした生姜を少量混ぜたりしてできるだけ消費するように頑張っている。これから寒くなってくると料理にもたっぷり生姜を入れると身体も温まるのでそうやって消費を伸ばそうと思う。ある意味贅沢な話だよね。

2024-12-01


 久しぶりにダッチオーブンを使ってベイクドポテトを作った。長らく使っていなかった庭のカマドに火を入れたときは温度が上がるまで火力が安定せず不完全燃焼の影響でずいぶん煙が出たが、火力が上がってからは煙もほとんど出ず良い感じで燃焼を続けてくれた。やはりダッチオーブンで作ったベイクドポテトは最高に美味い。天候さえ安定していれば毎週末作りたいくらいだ。春に採れたジャガイモの在庫もまだ結構あり、そのほとんどで芽が出始めているのでできるだけ早く食べないといけないこともあるし、先日収穫したサツマイモもどっさりあるのでやはり毎週末ジャガイモかサツマイモのベイクドポテトだな。しばらくカマドで火を焚いていなかったので焚き物が溜まっていることもカマドを使いたい理由の一つだ。

何も考えず炎を見つめていると本当に心が落ち着く。何もしていないのに『生きている』という実感が持てるから不思議なものだ。