2019-12-08

日米開戦78年























パールハーバーへの奇襲攻撃から78年目を迎えた。
日本はなぜ日米開戦へ踏み切ったのかという問いへの自分の答えは、『愚かだったから』に尽きる。日米開戦に関してはアメリカの陰謀説が常に囁かれ、ともすれば『開戦せざるを得なかった日本は犠牲者だ』などという意見もよく聞かれるが、もし仮にアメリカがお膳立てしたものにまんまと日本が乗せられてしまったものだとしても、とどのつまりは『愚かだったから』に過ぎない。それを今になって被害者ぶったところでなんの意味があるというのだろう。広島と長崎に原爆を落とされ、日本人だけで300万人以上の死者を出したこの戦争を肯定する理由は1つも無い。この死者数のうちおよそ140万人が餓死だった可能性があるという報告を見ても、狂気に満ちたものであったことがよく分かる。
国を破滅に導いた『自惚れ』が昨今また頭をもたげつつあるようで気に掛かる。自分の国に誇りを持つことは良いことだ、しかしそれは自惚れとは全く別のものだ。広い視野を持たねば同じ過ちを繰り返すことになる。まずは自分自身をよく見直すことだ。

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