2018-08-09

長崎の日
















広島に続き長崎も73回目の慰霊の日を迎えた。
核兵器の廃絶は人類が為すべき最重要のことではあるが、各国の思惑によりその達成が非現実的だという人もいる。確かに核兵器を所持していればその破壊力を脅しとして様々な交渉に使えることは確かだ。そんな手段をいきなり放棄せよと言ったところで北朝鮮と同じく素直に従う国など無い。だとしたらすでに持っている核兵器を使えない状況に追い込んでしまえばいいんじゃなかろうか。
まずは核兵器を絶対悪だと啓蒙することだ。核兵器の所持そのものが悪であり、それを使用することはテロ行為であるという認識を広め、使用を躊躇するような環境を作り上げることが必要だ。そのいい例がタバコだ。以前はどこでも吸うことができたが、今では喫煙場所も制限され、喫煙自体の印象がかなり悪くなっている。核兵器も同じようにたとえ時間がかかっても『よくないものだ』という認識を植え付けることが肝心かと思う。
そういう考え方が徐々に浸透すれば、毎年膨大なコストをかけて『実質使えない核』を管理することへの批判が高まるはずだからだ。
何事も始めは夢物語と感じるかもしれないが、こういったアプローチならまだ実現の可能性があるように思うのだがね。

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