2018-08-08

長女よ
















義母に残された時間はあと僅かのようだ・・
妻によると最近口にするのは一切れの果物に少しばかりのオレンジジュースなどだけで、ほぼ寝たきりの状態という。衰弱が進んでいるため目もつぶったままだが、自宅ホスピス専門のベテラン看護師さんによると、目は開けていなくても声はちゃんと聞こえているらしい。
妻子は今月20日に帰国予定だが、今まで娘や孫たちが帰国直後に体調を崩すことが多かったので、今回は帰国した途端に亡くなるという可能性もある。そこで昨年同様妻は残り、娘達だけで帰国させることも考えたが、それでは長女への負担があまりにも大きいので、やはり全員で一旦帰国して、すぐにアメリカに戻る方がベターじゃないかと話していた。すると9日間のサマーキャンプから戻って来た長女が事情を察し、『わたしが妹達を連れて帰るから、ママはグランマと一緒に居てあげて』と、自分から言ったらしい。
中2とはいえ子供達だけで飛ぶのはかなりのストレスであることを身を以て知っている長女が、状況を判断し、皆にとっての最善策を自分から提案したことに、驚きと涙が出そうなありがたさを感じた。同じ中2の頃の自分では決してこんなことは言えなかったろう。
自分や妻よりよっぽどしっかりしていると思う。この点はやはり義母に似たのだろう。実際ふたりはとても気が合ったからね。

大まかな方針は固まった。あとはその時々の状況に応じて皆で力を合わせ、乗り切っていくしかない。

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