2018-03-11

震災追悼
















被災地は今日、7年目の朝を迎えた。
改めて当時の状況を聞くと、地震や津波に対する恐ろしさとともに、これがいつ何時自分達の身に起こってもおかしくないという危機感を思い起こさせてくれる。
当時まだ妻のお腹の中にいた三女にも津波の記録映像を見せ『7年前の今日、こんなことが起きたんだよ』と説明してあげた。三女は津波に街が呑まれていく様子を驚いた表情で見ていたが、小声で『たくさん人が死んだの?』と聞いてきた。『たくさん死んだし、まだ見つかっていない人もいるよ』と答えると、『だから海に向かって、こうやって手を合わせているの?』と、何となく三女なりに感じ始めている様だった。
今生きている我々が第一に為さねばならぬことは実は復興ではない。復興された街があっても震災の事実が忘れられていてはまた同じことを繰り返すだけだ。我々は犠牲になられた多くの方々のためにも、この震災のことを伝えてゆかねばならない。
そうすることがせめてもの供養だと、自分は考えている。

黙祷

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