2016-05-07

クサガメ君登場!














毎年この季節となると庭や畑で生まれたばかりの子ガメを発見するのだが、今年もまた畑でトマトの苗を植えようとしていたらクサガメの赤ちゃんを見つけたよ。
体調は3cmに満たないほど小さくて、その身体でどうやってビニール製の黒マルチシートで覆われた高さ20cmほどもある畝に登ることができたのか不思議なほど。
子ガメは見慣れているのでよく分かるが、腹の部分にヘソのをがあった名残の突起がなくなっているのでおそらくこの春に孵化した子ガメではなく、昨年の9〜10月ごろに孵化してそのまま春まで土の中にとどまっていた個体だと思われる。
そしてこれが一番重要なことで、この子ガメがクサガメだということだ。
暖かくなってからは毎朝のように大きなカメが堤防に登ってきて産卵しているが、 そのほとんどはミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)でクサガメの産卵を見ることは滅多にない。ミドリガメは産む卵の数も大きさもクサガメを上回っていて、泳ぎの巧さと貪欲さでクサガメを駆逐しつつある。そんな状況なのでクサガメの子ガメを見つけたら保護して大きくなるまで育ててから還しているし、産卵するところを見かけたら場所を覚えておいて後で卵を回収し孵化させることもしている。
今回のクサガメ君は一匹狼だったので付近に仲間がいないかと探してみたが、これまた不思議なことで見つからなかった。
ともかく子ガメを世話するのが好きな妻は大喜びして、早速色々と世話を焼いておったわさ。

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