2015-10-27

脱出














今朝のことだ。会社に着くと駐車場のすぐ脇にある用水路に魚が何匹も浮いているではないか!ただ死んではいないようで、あるものは口をパクパクさせながら水面を漂い、あるものは用水路の底で白い腹を見せながら横倒しになっている。
『これは・・』一瞬毒物の流入で魚が死んだのかと思ったが、瀕死ながらも生きているところを見ると酸欠状態に陥っているようだ。確か以前も同じようなことがあって、その時はたくさんの魚が死んだはずだ。
その用水路は普段から水が汚く、流れもほとんどなく、嫌な臭いが発生しているようなところで、そこに魚がいること自体が不思議でならないほど。一体どうやってここまで魚たちが入ってきたかは別として、助けれるものは助けようと倉庫からタモを持ち出し弱っている魚を掬ってバケツに放り込んでいくと、20cmくらいの鯉が2匹と小鮒を5匹ほど捕まえることができた。そのまましばらく十分に酸素を溶け込ませた水に入れておくと、浮いてパクパクしていたような魚たちが何事もなかったのように元気を取り戻し、バケツから勢いよく飛び出すほどに回復した。やはり酸欠が原因だったようだ。
元気になったとはいえ元の用水路に戻すのはいくらなんでもかわいそうなので、我が家の前の川に逃がすことにした。ここなら大鯉もたくさんいるし、水草もある。帰宅後は真っ暗なので明朝にでも逃がすつもり。
無事大鯉に育ってくれるといいんだけどね。

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