2015-04-21

日照不足














夜のニュースで日照不足についてやっていたが、平年の50%ほどしかないという。そりゃあ、こんだけ雨が多かったらそうなるだろね。スーパーで売られている野菜類の値上がりも続いているらしい。
じゃあ実際に畑で作物を作っている身から言えばどうだろうか?
今の時期は夏野菜の苗を植える前の段階でもあるので、日照不足による影響はあまり感じられない。ただ、確かに苗の生長は若干遅く感じるね。
報道されていた農家はハウス栽培でキュウリやナスを作っている人達だったが、キュウリやナスが露地栽培で本来収穫できる時期は当然夏だ。それをハウス栽培することによって今の時期に収穫できるようにしていること自体、自然に対する無理がある。そんな状態だから少しでも天候に狂いが生じると、まともにその影響を受けてしまうのだろう。
もともと季節の変わり目は天候の振り幅が大きいものだ。いま露地で栽培されている野菜類はそんな天候の気まぐれにも耐えれるものがほとんどだ。
様々な技術や設備を駆使して本来の栽培時期より大幅に早めて作ることが流行っているが、それらは限られた条件のもとでしか通用しないことを心しておくべきだ。

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