2007-11-29

親というもの


髪の毛は年々減りつつあるが、いまだにある程度の長さになって来ると気になって仕方が無い。そこでいつも我慢しきれず坊主にしてしまう。現場の同僚にも坊主にしている者がいるのでそんな話をしていると、今までは坊主にはしていなかったのだと言う。じゃあ、なんで坊主にしたの?と聞くと、『仕事が忙し過ぎて散髪に行っとる暇がないから』という答えだった。それもそうだな・・と思っていると彼が言葉を続け『それに今ウチの息子も髪の毛抜けて坊主やし・・』そうだった、彼の息子さんは小児白血病で長らく入院治療中だったのだ。一緒に坊主になってあげようというのが彼の本音だったのだろう。ちょっとした気遣いだが息子さんはさぞかし喜んだだろうな。そんなことをさらりとやってのける彼を『かっこいいな』と思うし、同じ年頃の子を持つ親として自分もかくあるべきだと教えられた。

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