2025-05-09

レオ14世


 新教皇が4回目のコンクラーベによって選出された。驚いたことに当初予想されていた枢機卿の誰でもなく、まったくノーマークだったアメリカ出身のロバート・プレヴォスト枢機卿が選ばれる結果となった。新教皇は自身が敬愛するレオ13世に倣いレオ14世を名乗るという。レオ14世は時に改革派であり時に保守派である中道派と目されていて、分断が顕著になりつつある中での橋渡し役を自認しているなど、概ね故フランシスコ教皇を踏襲するのではないかと期待されているが、果たしてどうなるだろうか。アメリカのシカゴ出身の教皇に対してはトランプも祝辞を述べ早期の会談を期待しているようだが、レオ14世は過去にトランプやバンスの政策に対して苦言を述べるなどトランプ寄りでないことにはホッとしている。ただし今後の展開次第ではどうなるか分からない。少なくともあからさまな人権侵害や戦争に対して直言できる教皇であってほしい。弱者に寄り添ってこその宗教であり、教会であるはずだ。レオ14世には弱者救済のための手腕を発揮してもらいたい。

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