2025-05-20

コイツほんまアホやわ


 案の定プーチンと直接電話会談してもウクライナ戦争の停戦には至らなかった。そんなことは大方予想していた通りなのに、トランプ本人は一体どんな戦略があって臨んだのだろうか。まあ彼の行動を見ていれば分かるがほぼ全てが行き当たりばったりで、それがうまくいけば大仰に喧伝し、うまくいかなければ人のせいにするというどうしようもない奴だ。プーチンにしてみれば今停戦をしたところでロシアにとっては何のメリットもない。それよりも停戦を拒むことでトランプを苛立たせ、アメリカによるウクライナへの関与を無くすことができればこれほどの成果はない。プーチンの思惑通り、もしくはプーチンに操られているからかトランプは癇癪を起こして『もう仲介役から下りる』旨に言及している。これはまさにロシアのみを利する行為で西側諸国にとっては裏切りでしかない。アメリカがウクライナを見捨てればアメリカに対する信用はゼロに帰し、各国は大きな痛みを伴う改革を迫られるだろう。確かにアメリカの軍事的負担は減るかもしれないがそれ以上にアメリカの影響力は低下し、孤立も深まることだろう。日本も日米安保のもとで平和ボケするのではなく、平和を自分たちの手で守るという至極当たり前の考えを持たねばならない。いつ災害に見舞われて被災者になってもおかしくないのと同じく、いつ戦禍に巻き込まれてもおかしくない状況に年々近付きつつある。常に危機感を持ち、来るべき時に備えることが重要となってくる。その時になって慌てても誰も助けてくれないし、すでに手遅れなのだ。

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