2025-05-15

日産の闇


 日産が膨大な赤字を計上し、2万人の削減とそれに伴い国内工場の閉鎖を検討しているという。日産は以前も同じような経営危機を招き、その時はカルロス・ゴーンが来て大ナタを振るって経営を立て直した経緯がある。しかしその当時も感じた違和感はカルロス・ゴーンの会社資金の使い込み問題やその後の逮捕・起訴そして逃亡劇など、日産を巻き込んでの結末となった。それからまだ数年しか経過していないのに再び経営危機に陥っている。これはもうトップがどうのこうのと言う問題ではないのだろう。おそらく会社の体質そのものの問題だと思う。景気がいい時はそれに乗っていればいいので問題は顕在化しないが、いざ不景気に陥るといろいろな変化をしてゆかなければ生き残っていけなくなる。そのフットワークの軽さが欠落しているのが日産なのだろう。ホンダとの提携もあっけなく霧散し挙げ句の果てはこの体たらくだ。こんな日産ではいくら人員削減しようが立て直すことはできないだろう。数々の名車を世に送り出してきた日産の面影は無く、欲しいと思える車も存在しない。魅力のある車作りができない以上自動車メーカーとしてやっていくことは無理だと思う。それこそ中国のBYDあたりに買収されるんじゃないかな。ほんと情けないことだよ。

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