2019-08-08

新たな火種























日韓の関係が悪化し、米中が貿易・金融戦争を展開、さらにはアメリカとイランとの対立が先鋭化している中、それらとは段違いの危険度で紛争が勃発しそうなのがジャム・カシミール州問題だ。現在ジャム・カシミール州を実行支配しているのはインドだが、その住民の大多数はイスラム教徒であり、インド・パキスタンの独立当時より血で血を洗う武力闘争が繰り広げられてきたところでもある。そのカシミールで今まで住民に認められてきた自治権をインド政府が突如剥奪し、あろうことか政治運動家たちを何百人も逮捕しているという。当然これに対してパキスタンは激しく反応しお互いの大使を召還する事態となっている。
カシミールでの両国の武力衝突は今までも頻繁に起きていて、その度に事態がエスカレートしないところで折り合ってきた経緯があるが、今回はインド側の出方が今までになく厳しいため、それに呼応する様にパキスタンも強く対応してくると思う。ここで怖いのが両国が核保有国であり、核の実際の怖さを何も知らずにそれぞれが核を誇っているところだ。
他の国ならばギリギリのところで核の使用を回避できる気がするが、インド・パキスタン両国の場合意地の張り合いからあっさりと核を発射しそうで、イランなんかよりもよっぽどこちらの方が危険と思うけどね。

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