2025-03-27

無策無能


 トランプが国外で作られた自動車やエンジンなどの部品に対して4月から25%の関税とかけると息巻いている。これは以前から言っていたことであり、それがハッタリでは無くいよいよ始まるのかといった感じだが、アメリカへの輸出割合の実に30%を占める部分に関税がかけられることになるので、日本は大きなダメージを受けることになる。じゃあ、この措置に対して日本はどう出るのか?石破は『あらゆる選択肢を排除しない』と言っているが、これも具体性に欠け、慌てて今からその対応策を練ろうというのが見え見えだ。自動車に対する関税に関しては経済産業大臣が 訪米して日本の除外を求めたが断られた経緯もあり、ただお願いに上がるだけの交渉とは無縁の幼稚な対応に唖然とさせられ、これじゃあトランプたちの思う壺だと絶望したものだ。トランプとしてみたら関税をかけるとの脅しでまずどう反応するのかを見極め、動きがなければ実際に関税をかけてしばらく様子見し、それでもなお動かなかったとしても我慢比べで国力差でアメリカよりも早く根を上げるだろうと読んでいるに違いない。とするなら日本はどう動けばいいか?というところの戦略をAプラン・Bプランという様に複数用意して対応するのが外交だろう。今の政府にはそういう戦略的なものを微塵も感じないのでこの国の将来に対して悲観的になる。まあこの危機的な状況下においても新人議員に10万円の商品券を配っている様な人間が治める国だもの、たかが知れているだろうさ。

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