名神高速が通行止めとなっている。同じく国道21号も通行止めとなっている様だ。これは大雪による大規模な交通滞留を防ぐために取られた予防的通行止めによるものだが、いくら予防的といえどもいささか度を越した措置ではないかと自分は感じている。確かに現状雪が激しく降っているところなどは通行止めにした方が良いが、今回の措置はその範囲が必要以上に広く取られ、人々の生活に支障をきたすほどとなっている。現在名神高速道路は一宮インター以西が通行止めとなっているが、平野部では雪なんか降っておらず全く問題がない。もっと西の大垣インター以西が通行止めなら西に向かうほど積雪量が増えるのでその措置は理解できるが、あまりにも現状を無視した安易な措置に対して国交省の無責任さを感じる。名神高速が早々に通行止めになったことで伊勢湾岸自動車道に車が集中し、事故も発生して大渋滞となっている。名神での滞留を防ぐための措置で伊勢湾岸が滞留していては意味がない。不要不急の外出を控えよと言ってもそれぞれ仕事がありやらねばならぬこともある。当然こんな悪天候の時に出なくても済むならそうしたいはずだ。交通の滞留を防ごうとすればするほど経済は滞留する。予防的通行止めなどという道路管理者の責任逃れの言い回しはやめて、一定の積雪量を記録したら即通行止めという措置の方がいいんじゃないだろうか。その判断に人間が介在すると決断が遅れるので、センサーによる検出値で無条件に発動すれば客観的で分かりやすく、人々も納得できるんじゃないかな。地元の人たちの生活を無視した一方的な通行止め措置はとどのつまり道路管理者達の自衛措置でしかない。だから腹が立つ。
0 件のコメント:
コメントを投稿