2022-10-21

英国混沌


 やはりトラス首相は辞めざるを得なかったか。大型減税の公約を掲げて党首を勝ち取り首相となったものの、その目玉の減税策を白紙撤回することとなるなど英国を混乱に陥れただけの極々短期の首相だった。何たって支持率が一桁代まで落ちたというからその不人気ぶりがよく分かる。これでは一緒にやってゆけないと閣僚が辞任するのも無理はないだろう。つい昨日の時点では辞任しないと言っていたものの、孤立無援となり周囲から辞任圧力を受ければ辞めざるを得ないだろう。そもそも国民の支持率がそこまで落ちていたなら潔く去るべきだった。そういう点では最後の最後まで何にしがみついていたのだろう。滑稽としか言いようがない。

トラス首相が辞めたことにより突如浮かび上がったのが前任者のジョンソンだ。その素行の悪さから首相の座を追われたジョンソンが保守党の党首選に出る可能性も取り沙汰されている。次の首相に誰がなろうと混沌から向け出せないことは確かだ。EU離脱以降英国は安定を失っているように感じる。そんな荒れる英国をフランスやドイツは冷めた目で見てるんだろな。

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