2022-10-12

何が正解なのか


  長年、そう20年以上にもなるから相当長い間一緒に作業することの多かった作業員さんから『もう引退する』との連絡をもらった。そして今日が最終日と言うことで久しぶりに出て来れれたが、あまりにも急なことでどう対応すればいいのか悩んでしまった。年齢としてはまだまだ頑張れるのだが家族のことなどいろいろな事情があって、ご本人も相当悩んで決断されたことを事情をよく知らない自分が安易に引き止めていいのだろうかとの思いもあったが、何とかもう少し頑張ってくれないかと頼み込んでみた。しかしご本人の意志は固くとても覆りそうにはなかったものの、 長年続けてきた作業を始めると見違えるように元気になり、わずか半日の作業で自信を少し取り戻したようで言動にも明るさが感じられるようになった。昔からの気の置けない仲間たちに揉まれることで自分の居場所を改めて認識されたのかもしれない。

半日の作業後もう一度遺留を試みたら少し軟化されて、 ご本人の都合の良い時だけでもいいので来てもらえることになった。復帰への第一歩にはそれで十分だと思う。

こういったケースの時自分は一体どんな言葉をかけたらいいのか、どうすればいいのか、全く分からない。ただ少なくとも自分の本心でぶつかってみた。その結果もう少し続けてくれそうな感じになったので、ちゃんと対応できたのかな、と思っている。

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