2019-11-01

お粗末なこと























大学入試の英語試験に民間試験の成績を利用するシステムが申請当日になって撤回された。そもそも当初からこのシステムには多くの問題があり、現時点での導入を疑問視する声が多かったにも関わらず、押し切る形でスタートしたというのにこの有様だ。
民間試験に携わっている友人も多い妻によると、それぞれの民間試験は特徴が様々で、そんな統一性のない試験結果をもとに成績を判断すること自体に無理があり、それをやらされる生徒らはかわいそうだ、と言っていた。そんな試験内容の問題に加え、試験会場の立地や数の地域格差も大きく、そういった物理面でもバラつきがあり課題とされていた。
今回なぜこんなギリギリになるまで判断を迷ったのか不可解であり、何よりも当事者である生徒たちの戸惑いが大きく、導入されるものとして準備してきた生徒らは梯子を外された形となってしまった。
このシステムを言い出したのは大人たちであり、混乱を招いたのも大人たちだ。
『昨今の大人たちは本当になってないな』という子供たちの声に耳が痛い。
責任を取りもせず大人ぶっているヤツらの言うことを、一体誰が聞くと言うんだろうね。

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