日本は遅い

対応が後手後手に回るのが日本の特徴と言っても過言ではない。これは責任転嫁もしくは責任逃れに起因するところが大きく、ために大きな過ちを繰り返してきた。
最近タイがグリホサート系除草剤の使用を禁止する決定を下した。グリホサートは世界で1番普及している除草剤であり、近年の調査で発がん性が確認され、欧米を中心とした多くの国で使用が制限もしくは禁止され始めている。そういった背景があるにも関わらず、日本においては特にそういった制限などは無く、ホームセンターに行けば相変わらず大量のグリホサート系除草剤が並べられている。
もちろん使用制限をかけぬ政府の対応が一番悪いが、グリホサートにまつわる危険性にまるで頓着せず『これ使うと楽だで』とばかりに大量に散布し続けている無知な連中の多さにも辟易する。こういう奴らに限って本人に実害が出れば『政府がもっと早くに知らせなんだからこうなった！』と、人のせいにするに決まっているからだ。
とまれ、政府は速やかに使用禁止の措置をとるべきだ。そうしている間にも他国で売れなくなったグリホサートがここぞとばかり日本に送り込まれ、大安売りされて、それが大量に散布され急速に汚染が広がっていることだろう。
未来のためにも手をこまねいてはいられないのだ。