2022-01-17

噴火その後













トンガ噴火後の状況は通信の途絶により未だはっきりせず、ニュージーランドとオーストラリアは哨戒機を飛ばして上空から被害状況を確認し、必要な物資を空輸する計画らしい。通信が途絶しただけで全く情報が入ってこないということは孤島ならではのことかもしれないが、他の同じような島々にとっては今回のことは教訓となっていることだろう。

噴火した海底火山の位置がトンガ本島に比較的近いことからそれなりの被害が出ていると考えられるがそれらは想像の域を出ず、とにかく哨戒機が撮影した映像待ちと言える。不思議なのは人工衛星からある程度の状況を確認できるはずなのに、それらの映像が出てこない理由は何だろう。今のところ噴火の瞬間をとらえた気象衛星『ひまわり』の映像しか見ていない。各国の軍事衛星はより精細な画像を持っているはずだが、それを公開してしまうと衛星の性能をバラしてしまうことになるので発表していないのかもしれないね。

今回の噴火で噴出された火山灰は3000km離れたオーストラリアでも観測されているというから、今後その広がり方には注目したい。この噴火が本当に数年後に冷夏をもたらすのか、そこが気がかりなところだ。

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